冷蔵庫の買い替え時期は?寿命の目安や選び方、処分方法を解説

「以前より冷えが悪い気がする」「音が大きくなった」など、冷蔵庫の調子が気になることはありませんか?こうした症状が出たときには、収納状況やドアの閉まり、設定、設置状態を見直すことで改善する場合があります。改善しない場合は、使用年数や修理費用を踏まえて、修理または買い替えを検討しましょう。
この記事では、冷蔵庫の買い替えを検討したほうがよい症状や冷蔵庫の平均使用年数、冷蔵庫を選ぶ際に確認しておきたいポイントのほか、冷蔵庫の買い替えの際に注意しておきたいことについて解説します。
目次
<この記事でわかること>
- 冷蔵庫の買い替えを検討する前に確認したい症状
- 冷蔵庫の平均使用年数と補修用性能部品の保有期間
- 選び方、事前準備、処分方法
冷蔵庫の買い替えを検討したほうがよい症状
冷蔵庫が冷えにくかったり、水漏れ・結露が続いたりするほか、製氷できない状態や、これまでと異なる音が続く場合は、まず設定・収納・ドアの閉まり・設置状態を確認してください。改善しない場合は、修理費用、使用年数、補修用性能部品の保有状況を踏まえて、修理または買い替えを検討しましょう。
<冷蔵庫の不調時に確認したいチェックリスト>
- 冷えにくくなった
- 水漏れや結露が増えた
- 製氷機で氷が作れない
冷えにくくなった
冷えにくくなったと感じたときは、まず冷蔵庫の使用状況を確認しましょう。以下のような場合、庫内が冷えにくくなることがあります。
<冷蔵庫が冷えにくいと感じたときに確認したいポイント>
- 庫内に食材を詰め込みすぎている
- 冷気の吹出口をふさいでいる
- ドアが半開きになっている
- 温度設定が使用状況に合っていない
- 周囲の放熱スペースが確保されているか
- 設置場所が傾いていないか
庫内を整理し、吹出口やドアの閉まり、温度設定、周囲の放熱スペースを確認しても改善しない場合は、ドアパッキンの劣化や冷却機能の不具合が起きている可能性があります。症状が続く場合は、修理または買い替えを検討しましょう。
水漏れや結露が増えた
床に水が漏れている場合は、ドアが確実に閉まっているか、食品や容器がはさまっていないか、給水タンクから水がこぼれていないかを確認しましょう。
湿度が高いときやドアの開閉が多いとき、ドアが十分に閉まっていないときは、結露が発生することがあります。水分を拭き取った上で、ドアの閉まりやパッキンの汚れを確認してください。それでも改善しない場合は、ドアパッキンなどの部品が劣化している可能性があります。
製氷機で氷が作れない
製氷機で氷が作れないときは、製氷機能がオフになっていないかだけでなく、給水タンクの水量や取り付け状態、ドアの閉まりを確認しましょう。清掃や設定の見直しをしても改善しない場合は、製氷機能や冷却機能に不具合が起きている可能性があります。
異音がする
「ブーン」「ボコボコ」といった音は、冷却運転や冷媒の流れによるもので、必ずしも故障ではありません。冷蔵庫が壁や家具に触れていないか、床が安定しているかも併せて確認しましょう。
これまでと異なる大きな音や振動が続く場合は、冷却装置やファンなどに不具合が生じている可能性があります。
冷蔵庫の寿命は何年?
また、修理用の補修用性能部品をメーカーが保有する期間は9年です。保有期間を過ぎると、故障したときに必要な部品が入手できない場合があるため、これらを参考情報のひとつとして、症状や修理費用とあわせて検討するとよいでしょう。
冷蔵庫を選ぶ際に確認しておきたいポイント
買い替えを決めたら、容量・設置スペース・省エネ性能・使い勝手を確認しましょう。それぞれのポイントは以下のとおりです。
<冷蔵庫を選ぶ際に確認しておきたいポイント>
- 冷蔵庫の容量
- 設置スペース
- 省エネ性能
- 使い勝手
冷蔵庫の容量
必要な容量は、家族の人数だけでなく、まとめ買いや作り置き、冷凍食品の利用量によっても異なります。
設置スペース
冷蔵庫を設置する際は、本体サイズだけでなく、側面・背面・上部の放熱スペースや、ドアを開けるためのスペースも確認しておきましょう。搬入時には、玄関・廊下・階段・エレベーターなどの幅や高さに、本体横幅+10cm程度の余裕をもたせることが目安とされる場合があります。ただし、必要な余裕寸法や搬入経路の条件は機種や設置環境によって異なるため、購入前にカタログや据付説明書で確認してください。
省エネ性能
省エネ性能を確認する際は、年間消費電力量や省エネ基準達成率を確認しましょう。年間の電気代は使用状況や電力料金契約などによって異なります。
使い勝手
使い勝手を左右するポイントとして、野菜室・冷凍室の位置、ドアの開き方、鮮度保持機能やチルド機能、棚やケースの使いやすさも確認しておきましょう。
冷蔵庫の選び方については、下記の記事をご確認ください。
冷蔵庫の選び方は?容量の目安や設置スペース、おすすめ機能を紹介
冷蔵庫の買い替えの際に注意しておきたいこと
買い替え前には、以下の項目について確認しておきましょう。
<冷蔵庫を買い替える前に確認しておきたいこと>
- 設置場所の幅・奥行き・高さ
- 放熱スペース
- 玄関・廊下・階段・エレベーターなどの搬入経路
- ドアの開き方と家具への干渉
- コンセント位置
- 古い冷蔵庫の回収方法・料金
- 食品の一時保管方法
前日までに確認・準備すること
前日までに、生鮮食品を使い切れるように食材を管理したり、給水タンクの水や製氷室の氷を捨てたりする準備をしておきましょう。電源を抜くタイミングや水抜き、霜取りの手順は、製品の取扱説明書と販売店の搬出条件を確認してください。
食材を一時保管するための保冷剤やクーラーボックス、古い冷蔵庫を動かした後に掃除できる清掃用品も、前日までに用意しておくとスムーズです。
搬入当日に行うこと
搬入当日は、搬入経路にある障害物を片付けておきましょう。古い冷蔵庫の引き取りを依頼している場合は、搬出のためのスペースも確保しておいてください。
設置後に確認すること
電源を入れてから庫内が冷えるまでには時間がかかるため、食品を入れるタイミングについて取扱説明書で確認しておきましょう。併せて、本体が水平に設置されているか、放熱スペースが確保されているかも確認してください。
買い替えの際は自分のライフスタイルに合った冷蔵庫を選ぼう
冷蔵庫の買い替えは、使用年数だけで判断するのではなく、冷えにくさや異音、水漏れなどの症状、修理費用、補修用性能部品の保有状況のほか、現在の使い方に合っているかを総合的に確認することが大切です。設置スペースや搬入経路も事前に確認し、ライフスタイルに合った冷蔵庫を選びましょう。
東芝の冷蔵庫には、特許技術のミストチャージユニットにより湿度をコントロールし、野菜の鮮度保持をサポートする「もっと潤う 摘みたて野菜室」を搭載した機種があります。また、作り置きのおかずや余ったご飯などを凍らせずに保存し、解凍の手間なく使いやすい状態で保存できる「Deliチルド」機能を搭載した機種もあります。家族構成や買い物の頻度、使い方に合わせて、容量や機能を比較しながら選んでみてください。
冷蔵庫の買い替えに関するよくある質問
冷蔵庫は何年で買い替えるべきですか?
内閣府の「消費動向調査 令和8年3月実施調査結果」
古い冷蔵庫はどう処分すればよいですか?
冷蔵庫は家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)の対象のため、家庭ごみや粗大ごみとして処分することはできません。買い替えの場合は、新しい冷蔵庫を購入する販売店に古い冷蔵庫の引き取りを依頼するのが一般的です。処分のみの場合は、購入した販売店に引き取りを依頼します。購入した販売店が不明な場合や閉店している場合は、お住まいの自治体に相談するか、指定引取場所へ持ち込んで処分することができます。
なお、処分の際にはリサイクル料金が必要です。また、販売店などに引き取りを依頼する場合は、別途、収集・運搬料金がかかります。リサイクル料金はメーカーによって異なります。詳しくは下記もご確認ください。
冷えにくいだけで買い替えるべきですか?
冷蔵庫が冷えにくい場合、すぐに買い替えと判断せず、収納量や冷気の吹出口、ドアの閉まり、温度設定、設置状態を確認しましょう。それでも改善しない場合は、使用年数や修理費用などを踏まえて、修理または買い替えを検討してください。